2023年2月4日土曜日

ジュビロのアイデンティティの確立と深化

ジュビロはやる事がわからなくなっている

土台といってもどのような土台を作るのか

そもそも自分達のやるべき道、やるべきことを見誤っているのではないか

ジュビロ黄金期復活、常勝チームの構築

その為の土台

N-BOXが作られた経緯や戦術

そうした部分の理解に誤謬がないか


ジュビロの黄金期のパスサッカーはN-BOXでもわかる通り強力な守備戦術からのポジティブトランジッション時のショートカウンター、しかもスペースへの展開とポジションの入れ替わりが合わさっている

これは混沌と秩序の融合、カオス+コスモス=カオスモス

重要なのはN-BOXの形であってボックスの位置は流動的、選手の立ち位置も入れ替わりで固定されない、初期ポジションは決められているがサイドにあるスペースへの寄せと逆サイドに空いた大きなスペースへの展開、後ろからの追い越し、入れ替わりによるポジションのカオス化による相手守備のマーク消失とパスコース拡大

ジュビロの黄金期は現代サッカーを先取りした全てが詰まっている

ジュビロがそれを継承できなかったのはN-BOXのタスクの特殊性

N-BOXの中心の名波の展開を読む能力、ポジショニング、パス技術が揃わないと中央に穴が開いてしまいボックスの左右を繋ぐことが出来なくなる

ジュビロがやるべきなのはN-BOXを属人的な特殊なフォーメーションとして忘れ去ることではなく、その先進性を受け継ぎ汎用化できるように深化させていくことである


N-BOXの弱点はサイドと中央の1人、これを克服すればN-BOXも汎用化できる可能性がある

N-BOXの形はボックス形状だが中に人がいるので幅がやや広くなる

同時に左右に2人ずつ並ぶのでファーストディフェンダーとカバーが明確

N-BOXは中盤2.5層化でサイドにスライドして縦の2人を押し付ける+中央の選手が3人目で奪い取って展開という形ができる

さらに逆サイド側にも同じく2枚が縦並びなのでサイドチェンジがしにくい

密集した陣形を押し付けることで局所的に量的優位を作り出すポジショナルな守備

ただサイドの深い位置への速攻に対しての守備が後手になりがちなので中央から飛び出していかないといけない

この時間の差を利用されると崩されやすい

サイドの深い位置への展開とダイレクトなクロスを連続で繋がれるとサイドに寄せるまでの時間で間に合わなくなる

これは局所に密集した陣形の欠点

N-BOXの汎用化にはこのサイドへの速攻をどう潰すのか、組み立てさせないのか、防ぐのか、の多段の防衛が必要になる

そもそも初期ポジションがN-BOXであることが弱点の一つでもありタスク過多にもつながる

中央の1枚のポジションの悪さで中央が薄くなること、左右の繋ぎが崩れること

中央を2枚にすることで1枚が動いてももう1枚が埋めれば中央は保たれる

これは5レーンでも同じだが、5人で5レーンを埋めるということは1枚が動いた時点でそこのレーンには穴が開くので動かないことが守備の前提になり、動いた場合は残った4枚のスライドで誤魔化すというものだが、それより早くダイレクトに飛び出したレーンの裏を突かれるとスライドは間に合わない

守備におけるポジショニングはその場所にいることが重要な場合があるので後手に回った時のカバー方法はきちんと決められていなければならない

守備の未整備は失点の原因であり、改善されない限りはずっとそれを使われ続けるので守備構築をチームの大前提とするのは非常に重要なこと

守備の未整備を放置して攻撃特化は絶対にできない、失点が減らない為に得点する以上に失点してしまう上に守備が構築されていない為にボール奪取が容易ではなくセカンドボール奪取のオープン展開のギャンブル的な方法論しか残らない



中盤6枚、3-3化はN-BOXをより柔軟に運用する為の案

______FW______

__OH__OH__OH__

__DH__DH__DH__

__CB__CB__CB__


初期ポジションを3-3にすることで中盤に厚みを持たせる

プレスエリアはN-BOXと同じでボックスの内側へプレスして中央の選手が奪い取り展開する

6枚の柔軟なポジショニングによって穴の少ないN-BOXへと移行する


1トップは中央でボールを左右どちらかにワンサイドカットする

ボールサイドのOHが上がり、中央のOHがスライド、中央のDHが中央を埋めて2トップ化し3-5-2のN-BOXへとシフトする

__OH__FW______

_↑OH←_____OH__

______DH______

__DH__↑___DH__

__CB__CB__CB__


弱点となるサイドの高い位置への対応

ボールサイドのDHがサイド対応し、中央のDHがスライド、中央のOHが中央を埋める

4バックの4-5-1のN-BOXへと移行

これはN-BOXのサイド対応で服部がスライドして名波が下がる形の応用

4バック+N-BOXにすることで最終ラインのサイドを埋めつつ中央のN-BOXでボール奪取を試みる

______FW______

__OH__↓___OH__

______OH______

_↓DH←_____DH__

DH____________

__CB__CB__CB__


CBが横スライドしてDHが下に降りた4バックの場合

______FW______ ______FW______

__OH__↓___OH__ __OH__↓___OH__

______OH______ ______OH______

__DH←_____DH__ __DH_↓____DH__

CB←DH↓CB__CB__ CB←DH_CB__CB__


ライン守備の場合

______FW______

OH____OH____OH

__DH__DH__DH__

__CB__CB__CB__

左右のOHをサイド展開してサイドを埋め5レーンを支配

サイド展開と中央を通すタイプの相手には左右展開できないようにサイドを埋めておく


中盤3-3の構成は前後左右に必要な部分だけ動かすことで5枚+1の形を作れるのが利点

柔軟でありながら堅い守備を構築できる

中盤の2層化によってFWラインへの攻撃参加、DFへの守備参加もしやすい

各ラインに3枚いることで前後のカバーの関係、中央ラインの左右スライドと中央埋めも可能なので人数を使った柔軟な対応がしやすい

通常の守備では初期ポジションに必要な人数を置くが飛び出しによって穴が空く

しかし多層化とスライドによって柔軟かつ穴のない守備を作ることができる

3-3構成は攻撃時でもサイドに2枚が近くで連携できるのでカバーがしやすい

サイドの配置が1列飛ばしの2枚構成だと中間ポジションを取られるとやりにくいが

2枚が近くにいることでポジションの入れ替わり、ワンツー、チャレンジ&カバーがしやすい


攻撃時

______FW______ ______FW______

__OH__OH__OH__ OH____OH____OH

DH____DH____DH __DH__DH__DH__

__CB__CB__CB__ __CB__CB__CB__

中盤がサイド展開して幅を取り攻撃

オーバーラップインナーラップできるので攻撃でも多層化の恩恵あり

DHがサイド展開する場合はOHが中央を締めて縦パスを防ぎつつ中央攻撃を集中、DHはサイドからアーリークロスでFWを狙いOHが回収して攻撃

OHがサイド展開する場合はDHがインナーラップで中央攻撃に参加幅を使った展開で守備をサイドに誘導しつつ薄くなった中央にDHが入ってクロスをヘディング、FWやOHのこぼれを回収してミドルなど中央の厚みのある攻撃を作る


ポジション移動を含めた攻撃

______FW______

_OH___OH___OH_

____○____○____

_DH___DH___DH_

__CB__CB__CB__

中盤をサイド展開し中央にスペースを作りN-BOXの中心のない形を作る

中心となる○の位置とボックスの四隅の5点、もしくは中央にできるダイヤモンドを維持するようにポジションチェンジしながらボールを受け渡しポゼッションする

ボールホルダーがポジションを動かしても良いし、オフザボールの選手がポジションを動かしても良い

ポジション移動は無秩序よりある程度ルールがあった方が良い

ゴールに近い位置ではボールを中央に寄せたいのでサイドにスライドして守備をサイドに誘導しつつサイドの選手は内側に入って上がる形でボールを中央に運び縦にパスを入れる

ボールを持たない選手が動きでどちらにボールを運びたいのかをボールホルダーにメッセージする

重要なのは相手のいないポジションへの移動、誘導で別の選手へのパスコースやスペースを生み出すこと

相手が動かないのなら長いパスで飛び越えればよい


ジュビロは黄金期のパスサッカーの「一部」だけをせっぴょうわからなくなっている


土台といってもどのような土台を作るのか


そもそも自分達のやるべき道、やるべきことを見誤っているのではないか


ジュビロ黄金期復活、常勝チームの構築


その為の土台


N-BOXが作られた経緯や戦術


そうした部分の理解に誤謬がないか




ジュビロの黄金期のパスサッカーはN-BOXでもわかる通り強力な守備戦術からのポジティブトランジッション時のショートカウンター、しかもスペースへの展開とポジションの入れ替わりが合わさっている


これは混沌と秩序の融合、カオス+コスモス=カオスモス


重要なのはN-BOXの形であってボックスの位置は流動的、選手の立ち位置も入れ替わりで固定されない、初期ポジションは決められているがサイドにあるスペースへの寄せと逆サイドに空いた大きなスペースへの展開、後ろからの追い越し、入れ替わりによるポジションのカオス化による相手守備のマーク消失とパスコース拡大


ジュビロの黄金期は現代サッカーを先取りした全てが詰まっている


ジュビロがそれを継承できなかったのはN-BOXのタスクの特殊性


N-BOXの中心の名波の展開を読む能力、ポジショニング、パス技術が揃わないと中央に穴が開いてしまいボックスの左右を繋ぐことが出来なくなる


ジュビロがやるべきなのはN-BOXを属人的な特殊なフォーメーションとして忘れ去ることではなく、その先進性を受け継ぎ汎用化できるように深化させていくことである




N-BOXの弱点はサイドと中央の1人、これを克服すればN-BOXも汎用化できる可能性がある


N-BOXの形はボックス形状だが中に人がいるので幅がやや広くなる


同時に左右に2人ずつ並ぶのでファーストディフェンダーとカバーが明確


N-BOXは中盤2.5層化でサイドにスライドして縦の2人を押し付ける+中央の選手が3人目で奪い取って展開という形ができる


さらに逆サイド側にも同じく2枚が縦並びなのでサイドチェンジがしにくい


密集した陣形を押し付けることで局所的に量的優位を作り出すポジショナルな守備


ただサイドの深い位置への速攻に対しての守備が後手になりがちなので中央から飛び出していかないといけない


この時間の差を利用されると崩されやすい


サイドの深い位置への展開とダイレクトなクロスを連続で繋がれるとサイドに寄せるまでの時間で間に合わなくなる


これは局所に密集した陣形の欠点


N-BOXの汎用化にはこのサイドへの速攻をどう潰すのか、組み立てさせないのか、防ぐのか、の多段の防衛が必要になる


そもそも初期ポジションがN-BOXであることが弱点の一つでもありタスク過多にもつながる


中央の1枚のポジションの悪さで中央が薄くなること、左右の繋ぎが崩れること


中央を2枚にすることで1枚が動いてももう1枚が埋めれば中央は保たれる


これは5レーンでも同じだが、5人で5レーンを埋めるということは1枚が動いた時点でそこのレーンには穴が開くので動かないことが守備の前提になり、動いた場合は残った4枚のスライドで誤魔化すというものだが、それより早くダイレクトに飛び出したレーンの裏を突かれるとスライドは間に合わない


守備におけるポジショニングはその場所にいることが重要な場合があるので後手に回った時のカバー方法はきちんと決められていなければならない


守備の未整備は失点の原因であり、改善されない限りはずっとそれを使われ続けるので守備構築をチームの大前提とするのは非常に重要なこと


守備の未整備を放置して攻撃特化は絶対にできない、失点が減らない為に得点する以上に失点してしまう上に守備が構築されていない為にボール奪取が容易ではなくセカンドボール奪取のオープン展開のギャンブル的な方法論しか残らない






中盤6枚、3-3化はN-BOXをより柔軟に運用する為の案


______FW______


__OH__OH__OH__


__DH__DH__DH__


__CB__CB__CB__




初期ポジションを3-3にすることで中盤に厚みを持たせる


プレスエリアはN-BOXと同じでボックスの内側へプレスして中央の選手が奪い取り展開する


6枚の柔軟なポジショニングによって穴の少ないN-BOXへと移行する




1トップは中央でボールを左右どちらかにワンサイドカットする


ボールサイドのOHが上がり、中央のOHがスライド、中央のDHが中央を埋めて2トップ化し3-5-2のN-BOXへとシフトする


__OH__FW______


_↑OH←_____OH__


______DH______


__DH__↑___DH__


__CB__CB__CB__




弱点となるサイドの高い位置への対応


ボールサイドのDHがサイド対応し、中央のDHがスライド、中央のOHが中央を埋める


4バックの4-5-1のN-BOXへと移行


これはN-BOXのサイド対応で服部がスライドして名波が下がる形の応用


4バック+N-BOXにすることで最終ラインのサイドを埋めつつ中央のN-BOXでボール奪取を試みる


______FW______


__OH__↓___OH__


______OH______


_↓DH←_____DH__


DH____________


__CB__CB__CB__




CBが横スライドしてDHが下に降りた4バックの場合


______FW______ ______FW______


__OH__↓___OH__ __OH__↓___OH__


______OH______ ______OH______


__DH←_____DH__ __DH_↓____DH__


CB←DH↓CB__CB__ CB←DH_CB__CB__




ライン守備の場合


______FW______


OH____OH____OH


__DH__DH__DH__


__CB__CB__CB__


左右のOHをサイド展開してサイドを埋め5レーンを支配


サイド展開と中央を通すタイプの相手には左右展開できないようにサイドを埋めておく




中盤3-3の構成は前後左右に必要な部分だけ動かすことで5枚+1の形を作れるのが利点


柔軟でありながら堅い守備を構築できる


中盤の2層化によってFWラインへの攻撃参加、DFへの守備参加もしやすい


各ラインに3枚いることで前後のカバーの関係、中央ラインの左右スライドと中央埋めも可能なので人数を使った柔軟な対応がしやすい


通常の守備では初期ポジションに必要な人数を置くが飛び出しによって穴が空く


しかし多層化とスライドによって柔軟かつ穴のない守備を作ることができる


3-3構成は攻撃時でもサイドに2枚が近くで連携できるのでカバーがしやすい


サイドの配置が1列飛ばしの2枚構成だと中間ポジションを取られるとやりにくいが


2枚が近くにいることでポジションの入れ替わり、ワンツー、チャレンジ&カバーがしやすい




攻撃時


______FW______ ______FW______


__OH__OH__OH__ OH____OH____OH


DH____DH____DH __DH__DH__DH__


__CB__CB__CB__ __CB__CB__CB__


中盤がサイド展開して幅を取り攻撃


オーバーラップインナーラップできるので攻撃でも多層化の恩恵あり


DHがサイド展開する場合はOHが中央を締めて縦パスを防ぎつつ中央攻撃を集中、DHはサイドからアーリークロスでFWを狙いOHが回収して攻撃


OHがサイド展開する場合はDHがインナーラップで中央攻撃に参加幅を使った展開で守備をサイドに誘導しつつ薄くなった中央にDHが入ってクロスをヘディング、FWやOHのこぼれを回収してミドルなど中央の厚みのある攻撃を作る




ポジション移動を含めた攻撃


______FW______


_OH___OH___OH_


____○____○____


_DH___DH___DH_


__CB__CB__CB__


中盤をサイド展開し中央にスペースを作りN-BOXの中心のない形を作る


中心となる○の位置とボックスの四隅の5点、もしくは中央にできるダイヤモンドを維持するようにポジションチェンジしながらボールを受け渡しポゼッションする


ボールホルダーがポジションを動かしても良いし、オフザボールの選手がポジションを動かしても良い


ポジション移動は無秩序よりある程度ルールがあった方が良い

ゴールに近い位置ボールを中央に寄せたいのでサイドにスライドして守備をサイドに誘導しつつサイドの選手は内側に入って上がる形でボールを中央に運び縦にパスを入れる

ボールを持たない選手が動きでどちらにボールを運びたいのかをボールホルダーにメッセージする

重要なのは相手のいないポジションへの移動、誘導で別の選手へのパスコースやスペースを生み出すこと

相手が動かないのなら長いパスで飛び越えればよい


ジュビロは黄金期のパスサッカーの「一部」だけを切り抜いているので上手くいかない

重要なのはトータルデザインとそのエッセンスであって、表面をまねることではない

仏作って魂入れず、の言葉と同じで黄金期のデザインを無視して一部だけを切り取ろうとしても上手くいくはずがない

何年も失敗している理由はジュビロ自身が自分達の黄金期の何たるかをきちんと理解していないから

ポゼッションサッカーではなくショートカウンターのパスサッカーをしていたのをポゼッションしていると思っている時点でおかしい

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