2022年4月17日日曜日

中盤ダイヤモンド化

現在の3-4-2-1は中盤中央がボックス。

しかしボックスだと横幅がない。

結局前2枚がサイドに広がることになる。


ダイヤモンド化のメリット

中央に4人いるのは変わらない。

しかし3枚の並びに強みがある。

3枚いることで左右の幅が2枚のボックスより広く守備が出来る。

前後にも3段になるので多層化になってコースの切る範囲が広くなる。

単純にカバーシャドーの範囲がかなり広くなる。

ボックスだとカバーシャドーの範囲が前後で重なるので人数に対してのカバー範囲が狭くなってしまう。

ダイヤモンドは前後左右にタスクがきちんと分けられるので担当範囲の責任が分かりやすい。

攻撃時と守備時の変形が容易で効果的。

攻撃時はダイヤモンドの形自体がポジショナルプレーの状態になる。

前後に間延びする場合には両サイドがインサイドに絞ることで中央を守れる。

守備でコンパクトにする場合は両サイドがアウトサイドに近い位置に行くことで広く守ることが出来る。

中央前後は守備時に並ぶことで中央2枚になることもできる。

両サイドがインサイドでプレーしても良いし、アウトサイドでプレーしても良い。

どちらかがインサイドに居れば中央後ろの1枚と2枚で中央はカバーできる。

ボックスより流動的に動いてもポジションと担当範囲は余り変わらないので広い中盤をコントロールしやすいはず。

ジュビロとしては攻撃的に中盤を使いたいので攻守に可変で流動的に使えるダイヤモンドは向いているはず。

一番良いのは両サイドと中央後ろの3枚で中央を守れるので強度不足を補えること。

中央後ろに1枚守備専を置けることは強みになる。

そして一番の問題点のパサー。

サイド担当として置くことでインサイドとアウトサイドに動ける。

強度の無いパサーは中央で守るよりサイドに出てリンクマンに徹した方が良い。

そしてアーリークロスを入れることで機動力の無さを補える。

自分が動く代わりにボールを動かして味方を支援する。

それがパサー。

ジュビロのパサー路線は本当はやめて欲しいが、どうしても1枚いれなければならないのなら、ダイヤモンドのサイドの1つに入れる程度。

それ以外の場所は無理。

他の場所では正直使いようがない。

パスは出来ます。それ以外は出来ません。という駒をどう生かすのか。

相手のプレスの薄い場所に置いておくしかない。

プレスが薄くなるようにロングボールで縦を意識させて全体を間延びさせ、中盤にスペースを作る。

まずこれがないと中盤のパサーは生きてこない。

何故ならスペースが無い時点でパサーへのプレス距離が近い為にボールキープすらできない為。

だからまずはとにかくロングボール。

ロングボールを嫌うショートパス信者はこの時点でプレスの餌食。

ショートパスを活かすにはロングボールを入れて全体を間延びさせて中盤にスペースを作るしかない。

まずその準備が出来た状態でないとプレス耐性のないパサーは全く仕事が出来ない。

お膳立てできないと仕事が出来ないのでそもそもこういうプレーヤーは余りいて欲しくない。

中盤サイドは、前後の繋ぎ、内外の繋ぎの両方が出来るので中盤サイドにいた方が良い。

中盤中央に居ても縦パスは通らないしプレス耐性弱いから奪われるしカウンターの起点になるだけ。

だからまずサイドに置いて中央には置かないこと。

あくまでリンクを意識すること。

低めのサイドならボールの逃がし所にもなるのでやはりサイドにいる方が良い。

結局宮崎がSBにいるのと同じ。

いくら止まったボールを蹴るのが上手かろうが、そういう選手のプレーは非常に限定的。

だからかなりお膳立てが必要。

フィジカルメインの選手が多めくらいじゃないと紙フィジカルのパサーのいる場所なんて作れないんだよ。

それを名波は自分が強い、自分のコピーをたくさん集めれば強いチームになる、と勘違いしてレフティコレクターにしてチームを弱くした。

名波排除でそれは終わったが、結局、俊輔、遠藤と系譜は続いている。

それが針谷という生え抜きの帰還でまた続く可能性はある。

そうなるとやはり居場所を与える必要が出てくる。

しかしそもそもいられる場所を作る事が難しく、存在自体が足を引っ張る形になりがち。

そこまで理解してパサー路線を継続するならやればいい。

しかし居場所を作ってやらないとチームごとまたJ2に沈むことになる。

1人の為に複数の選手を費やさないとならないのはパフォーマンスとしては余りよくない。

その分パサーは人の何倍もの仕事をしなければならない。

決定的チャンスを演出できること。

この一点。

その為に周りの選手はパサーが存在できる場所を作らねばならない。

決定的なパスとはアシスト。

中盤からの一本でFWが得点出来るようなパスを送り続ける事。

それが出来ないならパサーは存在意義がない。

ショートパスサッカーも無駄過ぎる。

全員の足元の技術が高くないと出来ないハードルが高すぎる上にサッカー向きでないものに挑戦しても結果が出てくるわけではない。

むしろ効率が悪すぎる。

ショートパスで崩せたとしても得点できるかは別。

それなら崩す以前にブロックをパス(迂回)して攻める方がより効率がより。

ブロックを誘導する程度のパスなら良いがブロックを崩す為にパスの手数をかけるのは無意味。

パスは強く長い方が良い。

コート全体を広く使う方が強い。

狭い場所で戦えばフィジカルの強い方が勝つ。

フィジカルの無いジュビロはもっと広く戦わなくてはならない。

だからパスも広く散らせるようにサイドでパサーがプレー出来た方がよい。


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