2022年2月21日月曜日

リベロ+2CBの危険度

福岡戦での被シュートシーンを見返してもらいたいが、相手のFWが中央にいて3バックの中央がライン間に出ている。そしてその後そのスペースをシュートコースとして使われている。

https://youtu.be/Zq-UucuXi2w?t=111

3バックの中央がスペースを開けてしまいそれをサイド側から斜めに使われる。ゾーンを敷いているが目の前の相手にマンツーマンに行く守備とミックスされてスペースを埋めるべきか人に当たるべきかの部分で釣られている。被ゴールシーンでもボランチがゾーンからマンツーマンになろうと釣られて一つ奥に入ってしまったことでスペースを開けた部分がコースとなってしまっている。

この監督の守備は最初はスペースを潰すが局所的にマンツーマンもありという感じ。しかし結果は非常に危ない。

最終ラインに縦のギャップを作らずCBがラインを保ってコースを限定し続けられる事が被シュート時のコース限定に繋がる。


https://youtu.be/Zq-UucuXi2w?t=214

失点時はボランチの遠藤とシャドーの大森が対応できず。遠藤が釣られて大森は付ききれなかった。

福岡のパスの速さは攻撃時の選択肢が既にオーガナイズされているから。ジュビロの様に考えながらという時間はJ1には存在しない。

プレーにあえて幅を持たせず選択肢を絞る変わるに無駄な判断時間を無くしプレー時間を早めている。

FWが中央正面で囮になりマークがそこに行ってズレる事を意図したポジショニングとパスを使っている。

その場でマンマークに切り替えようとするより動かずにコースを切っていた方が失点確率は下がっていたはず。

4バックとWボランチだとニ列目の逆サイドをケアできない。4バックはボールサイドにズラシてFWで中央を釣り出し/押し込みしてコースを作り逆サイド側ボランチ脇のスペースを使ってのシュート。

全体で形を作らないと実現しない。ジュビロの様なパサーとフィニッシャーの1対1での阿吽の呼吸、アイデアの共有だけではできない。

ジュビロとしてはスペースを開けずコースを切る事を徹底することと中盤のプレスバックやクロスに対して逆サイド側の守備を怠らないことが大事になる。ジュビロの選手はオフザボールでボールウォッチャーになりがちなので首振りで状況確認はした方が良い。


守備時に中央のCBの飛び出しは失点確率が高い。出来るならCBの飛び出しがない方が良い。やはりアンカー=本来のボランチ=守備型ボランチが必要だと感じる。

同時に2列目の位置がハーフスペースで中央を空けてしまっている。中央を絞ってコースを切らないので中央を使われている。これはフォーメーション的な問題でもあるのでSBを防ぎたい為に広がると中央を使われる。2列目が2人の3421なので問題は解消されない。

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