水戸は3421のミラーマッチでスタート。
何故いつもの442ではなかったのか。
序盤は微妙だったがジュビロのサイド攻撃が嵌って前半3得点。
ジュビロはやる事が無くなって後半は水戸が意地の1点。
水戸は失点から442に切り替えてジュビロのサイド攻撃も抑えられるようになった。
ジュビロとしては前半は攻撃の集大成、後半は守備の集大成という感じだった。
セットプレー、崩し、カウンターと3得点全てが違う。
水戸も後半は怒涛の攻撃でジュビロは終始守備の展開。
ジュビロは全員攻撃、全員守備の形で全体が有機的に連動して動くスタイル。
パスは一つ前の横展開と二つ前の縦展開を混ぜた形で突破。ダイヤモンドの形を意識。
崩しでもN字のパス連動でサイドからのカットインで切り崩す。
カウンターは死角スペースへのランとスルーパス。
守備では前線からプレスしてコースのカットとリトリート支援。相手のスピードが落ちるようなら中盤はステイかプレスの支援に切り替え、相手が止まらない場合は中盤もリトリート。
勢いのある相手には最終ラインから飛び出してカットに出て中盤は出て来た選手と交代で後ろを埋めるように最終ラインに参加して最終ラインの密度を保つ。
442のライン間を横にドリブルして密集地帯から逆サイドに持ち出してボール保持など、
かなり攻守ともに多種多様な動きが見えて面白かった。
来年の課題としては攻撃時の守備の準備。
対カウンターのコントロールと強度。
攻撃時に中央の守備に何人置けるのか。カウンターのパスの出し手をいち早く潰すことと、それが出来ない場合にコントロールして遅らせること。パスの受け手に何人マークに行けるのか。
そもそもカウンターを食らいやすい攻撃をするかどうかも含めて何人でどこを攻めて、何人でどこを守るのか、という部分をある程度決めておく必要があると思う。
横展開+縦展開でスルーパスが入ったとしてもインターセプトからのカウンターの可能性があるので、そこは横展開の選手が絞ってコントロールに入るなど攻撃の形とそれが崩れた時の守備の切り替えパターンが連動しているととてもいい。
インターセプトから繋ぎに来る相手ならコントロールしやすいが、スルーパスをそのままロングボール、ハイボールでカウンターに移行されると中盤でのコントロールが全く効かないので最終ラインと相手FWの個の対決になる。逆にジュビロも高速カウンターをやる場合はこのスルーパスをロングボールで蹴り込むカウンターができると相手からするとかなりやりにくい相手になる。CBにはこの相手のスルーパスをロングボールでカウンターする方法を身に着けてもらいたい。
ジュビロの攻撃は遅攻でサイド展開からの流れなので中央がやや薄くなる。ここのケアをCBが担うわけだがその前のボランチの位置にスペースが空きやすいので3バックを維持するのか、1人が前に出てスペースを消して2バックにするのかなどの形の検討は必要かもしれない。
J1昇格1年目はとにかく「負けない」試合で挑みたい。
まずはJ1残留でいい。J1にまず慣れること。1年目の順位は諦める。1年目でJ1にどう対応できるのかを徹底的に分析して2年目を迎えて欲しい。
負けなければ勝ち点は積み上げられるので悪い順位には行かないはずだ。
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