2021年2月9日火曜日

立体的に攻撃せよ

 ジュビロのショートパス戦術は閉所平面の戦術に過ぎない。

エスパルスに対してまったくシュートが撃てなかったのはエスパルスの守備戦術がシュートを打たせないということと、ジュビロの攻撃戦術が閉所平面のみを想定した攻撃なので相性が非常に悪いということ。

遠藤を中心にした「だけ」では攻撃は成立しない。

N-BOXで有効な攻撃だったのは名波のパスと服部のパスの両方が融合したため。

服部のサイドチェンジによって逆サイドのスペースを攻撃に利用できた。

またラインを超えるロブのボールなのでショートパスより戦況の転換がしやすい。

遠藤を中心に置くのは名波型。

同時にWBに服部型を置くことで局所閉所平面での戦術からよりオープンなサイドへの立体的な戦術転換が可能になる。

ボールサイドには遠藤とFW、WGをサイドやインサイドに寄せたゴールのニアを狙う局所閉所の攻撃をしながら、その周辺でWBやサイドCBを使ったより広い攻撃を同時に扱う。この局地戦と幅を使った攻撃の2つの攻撃力を持つことがこれからのジュビロの攻撃力を大幅に上げる為に必要な部分になる。

ジュビロの特徴はサイドを使ったパスサッカーであり攻撃サッカー。

ただしパスの質がショートメインになり過ぎてしまって両サイドを使う広い攻撃が出来なくなってしまった。

重要な事は戦況戦局をどのようにコントロールするか。つまり閉所局所の戦いとオープンな場所での戦いとを同時に見て有利な方を使う頭脳とボールコントロールが出来る事。

遠藤が全てを把握してコントロールするというのは危険なのでもう一人WBにサイドチェンジ出来るタイプを置いておくことが大事。


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