2020年12月24日木曜日

ジュビロスタイルの難易度

 ジュビロらしさの一つにあるのが

「人もボールも動くサッカー」

がある。

この難易度は非常に高く、必要とされるのは「守備の規則」「選手のポリバレント」「攻撃の意図と連携」と全てが揃う必要がある。

この一つでも欠けると守備の崩壊、適性の無いポジションで苦しむ選手、孤立して繋がらない攻撃と全てが崩壊する。

人もボールも動くという事は常に守備のバランスが悪い状態にあることになる。

自軍が攻める前に敵の守備のバランスを大きく崩す動きが必要になる。

ボールをポゼッションしている状態で

自軍の守備バランス > 敵の守備バランス

となる状態をまず作る必要がある。

もしこれが

自軍の守備バランス < 敵の守備バランス

の状態でカウンターのプレスをかけられると苦しむことになる。

人が動くという事は適性の無いポジションに来る可能性も考えなければならない。

対人の弱い選手が中央で1対1に持ち込まれるなどの状態は避けなければならない。

攻撃は動くことでマークが外れやすいが逆に自軍の攻めの連携に規則がないと個人の技術頼みとなり、連携の意図がないと予測した動きが無くその場で合わせることになるので判断や動きがワンテンポ遅くなってしまう。


「人もボールも動くサッカー」を構築する為には

1.守備エリアの優先度
2.相手の守備バランスを崩す方法(パス、ドリブル)
3.動く為のスペースを作るルール(場所)
4.動く選手のポジション適性
5.攻撃方法(ショートパス、ドリブル、クロス)と攻めるエリア、タイミング、連携方法のルール

このような前段階の準備があって運用できる。

守備優先度の高い場所をまず守ること
相手の守備バランスが崩れない状態で攻めないこと
選手の適性と合わない場所への動きなどはしないこと
複数の連携を組み合わせたワンチャンスに複数人数がフィニッシュにいける攻め方を組み込むこと

以上のような部分をクリアできればたとえ上手く行かない場合があっても、逆に攻められてカウンターを食らいにくくなり、少ないチャンスの回数でも得点できる可能性の高い攻めが出来るようになる。

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