2017年12月18日月曜日

3322の守備

3322の守備の基本は3センター+2ワイド

3322は中盤の3センター+2ワイドで構築されるが、3バックのサイドを狙われるので、3ボランチがワイドに開いて3バック+2ワイドを最終ラインでも作る。
3センター+2ワイドを中盤と最終ラインの2段構えで可能な構成なのでより堅い守備になっている。

3センター+2ワイドだとショートパスで抜ける場所がほぼなくなる。2センター2ワイドの4人ラインだとスライドが必要になり、ポジショニングの差が生まれる。

3センター+2ワイドを中盤と最終ラインの2つで作ることができるので中盤を飛ばされた場合はボランチが開いて3バックのサイドをフォロー。3バックはセンターをキープしておく。残った2人のボランチはバイタルを2人で守れるのでWボランチより危険度が低くなる。

中盤で3センター+2ワイドの5人ラインを形成できるのでショートカウンターしやすく、2ワイドがインサイドに絞ることで中央でボックスを形成してボランチを囲んで奪うことができる。

中盤5人ライン構成はセンター守備を3人で、ワイド守備を2人で出来るので1対1のデュエルに
頼らなくても良くなる。中盤の量で守備ができる。

中盤を無理矢理抜けても3バックがそれをスイープするので堅い守備が可能になる。

3バックのサイドは弱点でWBが下がってサイド守備をすることが通常だが、3ボランチのワイド守備参加でWBは必要以上に下がらずに済む。これによってWBがより攻撃的なポジションを維持できる。
WBが高い位置をキープできることで相手のSBを攻撃参加させずに済む。より良い守備がより良い攻撃を生み、相手の攻撃を未然に防ぐことが可能になる。
SBの攻撃参加は人数差を生むだけでなく、前線の人数がそれだけ自由になり不利な状況を生むことになる。
両ワイドのWBが高い位置をキープできることで相手SBを攻撃参加させずに押しこんでおくことが可能になる。

2FW2WBの4人が前線に張り付くことで4バックに対して1対1の状況を作ることができる。3バックの相手ならWBを下げさせて5バックにさせておくことができる。
3ボランチにすることで左右のWBを維持し、センター、ワイドの両方で攻めるポジショニングを維持できることが大きい。
Wボランチの場合ではこれはできない。

3センターの基本は中央の守備ポジションをベースに、左右がワイドの守備、攻撃を支援する。
戦力を分散せずに常に密集状態、ラインやボックスを意識しキープすることで守備力は格段に強くなる。

前線での守備の基本は2FWが2CBへのチェック、2WBが2SBへのチェックを基本とする。
チェックからボールロストを狙う。
前線のハイプレス、ボールチェイスで出し手のパス精度を下げる。

中央でボランチ、トップ下、インサイドハーフに渡った場合はWBが中央に絞って中央ボックスを作って囲い込んで奪う。
場合によっては2FWもやや下がり目になってCBへのパスコースを消し、プレスバックできるようにしておく。

SH、WBなどサイドに出て場合はボールサイドのWBFWが下がり、WBは3ボランチと3センター+1ワイドを作る。逆サイドのWBFWは中央に絞り、FWは1トップ、WBはボールサイドのFWと2シャドーを作る。
サイドに出た場合は3421に変形して中央にボックスを作り中央を制圧し、サイドチェンジさせず、ボランチやトップ下に渡さないようにする。

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