2016年7月17日日曜日

磐田 x 川崎F

前半最後の宮崎のファール後のリスタート
左の中村が中央に絞って中央で奪ってカウンター
この時すぐにサイド展開ではなくて、中央の押し上げから逆サイドまで
これは良かった。
なんでもサイドではなく、厚みのある中央でしっかりと押し上げがあった
中央の押し上げがあるとボールロストがあってもカバーが速い
引き過ぎにならないことは大事


後半初めの得点。
サイドを深く、ではなく、サイドに展開しつつ、
中央インサイドが深く入ってそこに縦パス
さらにマイナスのクロスにジェイで得点。
これも良い作戦だった。
インサイドの選手が縦パスを引き出す為に前に出たのが良かった。

後半サイドのカウンター合戦
磐田のFWが開き過ぎ
分散せずに中央に固まって、後ろから適当に入れても誰かが受けるくらいでいい
中央に集めて突破するだけ
時間がない時は迂回する時間の方がロスが大きい
最短経路を徹底的に突くしかない
あとはその受ける場所や受けるタイミングを前後にずらしてマークを外す
戦力は分散させずに集中して使う
戦術の基本
中央に3人が固まってショートパスでつなげばスキは生まれる
3人が近くにいるからマークがしにくくなる
中央で動いてマークを前後左右にはずす
ボランチの前で受けてCBの裏に縦に出す
相手のボックスを串刺しするように
3人がボックスの中ではなく外と内をうまく出入りして
囮が中に動き、本命が外に出て受ける
ボランチの前、外側の3点がポイント
囮の中がCBの裏に飛び出してさらに受けてシュート

攻撃時は中央に3人これが鉄則
その為に2トップ+トップ下なんだから
トップ下が下がらないようにするために
3列目のボランチ、WBの押し上げが大事
WBが外だけではなくカットインして中央、ボランチ前に入る
これでトップ下を押し上げる。
もしくはボランチが上がってWBが内に絞る
3列目の4人が守備と攻撃の両方をうまくコントロールする
守備ではフラットに並び横に制圧する
攻撃ではボックスにして前3人を押し上げる
中央インサイドの幅をしっかり使い、
3人がいることによって中央を面で攻撃できる
3-5-2でもあり3-4-3でもある
トップ下の攻撃参加ができることが重要
その為には3列目のボランチとWBの質と量が重要
バランスを取れるポジショニング
危険察知能力とそれを摘み取れる強さ
中央前3人をPAに入れる為の攻撃構築能力
中盤4人が活躍するためにはさらに後ろの3CBの活躍も必要になる
PKの守備範囲とMFの押し上げとをつなげる
守備範囲の広さとスペース管理
ショートパスを回すうまさとロングフィード能力
何より確実にボールをクリアするか潰す能力
中央インサイドの幅に3人がいないと守備も攻撃も機能しない
2人だとお互いをカバーできる範囲は中央のみでインサイドは無理
1列3人はかなり確実な人数

面白いのは右がWBが攻撃ではなくCBのパパが上がることか
右サイドの守備面、攻撃面での薄さを補っている

首位川崎F相手にホーム引き分けはそれほど悪くない
むしろあと一歩で勝てたのだったら金星だ
前3人のタレントもいるし、3CBもかなり活躍している
問題はボランチ、WBだ
ここが本当の核になる部分だが、ここが実は薄い
勝ちきれない理由はMFが柔軟過ぎる為だと感じる
やや固めの選手が必要
3CBにせざるを得ないのはボランチの柔らかさゆえ
ボランチの位置で摘み取れれば2CBという選択肢はある
磐田の場合はボランチといえど攻撃的な部分の方が重要
守備的ではなく攻撃的ボランチであることが求められている
その分を3CBで補っていると感じる
バランス型と攻撃型のボランチのセットになるだろう
WBも攻撃型だが、パス型とドリブル型になるか
パスは遠距離からの供給、ドリブルは中央との連携でサイド突破
もしくは守備型でカットインして前の押し上げる3ボランチ型
攻撃サイドのWBは前に出て陽動しつつ前3人を押し上げる
逆サイドWBは中に絞って3ボランチにして守備強化
ボランチは攻撃サイドにややスライドするので逆サイドのWBが絞って3ボランチになれば
背後はかなり安定する
攻撃サイドのWBボランチがコンビでサイドに展開し、
逆サイドボランチWBが通常のボランチ位置で中央守備をするというのもあり
いずれにしても3列目MF4人の連携が前3人を押し上げて得点力アップの鍵になる
サイドにセパレートし過ぎずに、中央との連携を重視しての攻撃がメイン
中央が堅すぎる時はサイドに陽動を仕掛けてサイドに守備をおびき寄せる
手薄になった中央を突く

今日の良かった点は先制点の展開だろうな
サイド展開で深く切り込み過ぎず、中央インサイドが前に出てその代わりをする
WBがなく、SBが守備で上がってこないなら、中盤サイド付近はマークがかなり薄い
それだけパスが通りやすくなる
中央インサイドへの縦パスからのマイナスパスで得点
サイド攻略のマイナスパスはよくあるパターンだが、これはその応用編としてかなり良くできている
サイド起点が出来ても、中央の守りを崩せない時、
中央のすぐ横、インサイドの場所に起点を作ることで守りは動かざるを得なくなる
目の前の相手は防ぐ必要があるからだ
こうなると3人目のフィニッシャーが中央でマイナスクロスを受けやすくなる
今日のこの得点パターンはかなり良く練られた戦術だと思う
守備の不安が少なくなってきたから、これからは攻撃にも戦力を注げるようになる
磐田の攻撃サッカー復活を期待したい
攻撃サッカーを支えるのは守備
守備が安定すれば攻撃も大胆に出来るようになる
守備はポジショニングの差や一瞬のタイミングなので危険察知能力が大切
ギャップを作らない、引き出されない、前をコースカットして後ろからプレスバックして奪う
守備は組織的でなければできない
全員守備は基本
攻撃メンバーもポジショニングで守備は出来る
中央に固まることで中央縦パスを封じるだけで速攻という選択肢を狭めることができる
闇雲にチェイスするだけでは体力の無駄になる
後半戦は時間と体力のマネジメントが非常に重要になる
チーム力が重要

今日は勝ち点1を積み上げた
首位相手に勝ち点1を取り、相手は勝ち点2を落とした
これは勝利に近い
長期に渡るリーグ戦では負けない強さが非常に重要
守備は攻撃サッカーの要だ

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