2024年9月29日日曜日

4-2-4、3-4-3ボックス、6-2-2ボックス

J1のメインストリームは3トップ3バックで2トップ4バックの4-4-2では受け切れない

3トップ3バックは5トップ5バックになるので攻守にメリハリがある布陣、しかしサイドであるWBは1人なのでオープン展開では戻り切れないか上がり切れないかのどちらかになる
4バックの利点はSHが前線にいることでサイド2枚を有効に使えばWBを無力化できるという点

しかしこの状態を生む為には遅攻ではダメでWBが戻れない、上がれないというタイミングを作る必要があるので速攻が相応しい、WBを無力化する為にオープン展開でボールを早く大きく動かす為の布陣が必要になる

しかし4-4-2のままでは5バックの左右の幅をカバーしきれない
得に4-4-2だと前線2トップであり3バックに対して枚数不利なのでWBを前に上げてしまう事になる、こうなるとWBは攻撃参加出来てしまうので不利

そこでSHを上げて4-2-4ブロックを組む、前線4枚で満たすことで3バックでは4枚のゲートの外側に出せないのでボランチが降りて4バックにするかWBが降りて5バックにするかロングボールを飛ばすかという選択肢になる
4バックの場合、4トップで同数なので正対していればまず簡単にショートパスを中盤に入れることはできない、中央はボランチ2枚が締めている状態なのでその脇、サイドを狙う必要がある

中央4トップ対3バックでは3バックは中央に縦パスを入れられないのでWBが下がって角度を作りサイドで運ぶ必要がある、そこでWBを下げさせつつボールサイドのSBとSHが中盤に集まり4-2-4から3-4-3ボックスに移行する、SBとSHが前後を挟み撃ち、ボランチが中から圧縮してWBを囲んで奪い取る、

2トップが相手のWボランチを背中で消し、SHがWBへのコースを消す、すると3トップの左右が下がらないとならないのでそこはボランチが付いて受けさせない、ボランチがレイオフで逃げるならSBが飛び出しとSHのプレスバックで挟み込む、ここで前に出されても2CBが残った1トップをマークしている、サイドにボールが出たら逆サイドのSBは3バックになって3トップの残りのマークをして飛び出しに対応する

4トップを迂回するには3バックから5バックにしなければ幅を使えないのでWBが下がり攻撃力が下がる、後ろから繋ごうとするチームでは数的不利、数的同数を避けないとボールを逃がせないので下がるしかない、これで簡単に自陣にボールを進ませないようにすることができる、迂回しようと下がったWB経由で前進しようとするならSBとボランチで相手の3トップの左右とボランチについて1対1、更にSHが下がって3対2を作りサイドでの数的優位を作る、SHが4トップにいることで相手を5バック化させ幅を作らせるがそこを使えば数的同数の中盤にSHがプレスバックで戻って3対2の数的同数にしてWBを無力化
しながら中盤ボールサイドでの数的有利を作って奪い切る

後ろで繋がない選択をした場合は3バックから無理やり前線にボールを蹴り込んで5トップでどうにか打開しようとするかもしれない、しかし4バックが中央を固めていれば5トップは両サイドのWBに入れるしかない、蹴り込んだとしてもサイドに蹴り込むことになる

5トップにはSBが左右のWBにつき、Wボランチが下がって中央を強化、SHがボランチ位置に下がってFWとボックスを作って相手ボランチを囲む6-2-2で5トップに数的有利を作り、中盤でもWボランチに2-2ボックスを作ってボールを取らせない

6バックがボールを取れれば人数の多い中央でキープしながらSBの攻撃参加で大きく持ち上がることができる、もしくはボランチに下がったSHが再びサイド展開してWBの背後、3バックの脇を突くように攻めることが出来る

ジャーメインのように中盤に降りてポストするというのをやるなら中盤のボックスをSHがボランチに降りるのではなくジャーメインが降りて足の速いSHが前に残るというのもあり、この辺りは速攻のやり方なので潰されないように強度のあるジャーメインが降りて繋ぎ早いSHが前に残るという構成でも良し

SHの人選は前に残って攻撃するなら軽量SHのブルーノ、クルークスを起用、逆に下がって守備もやるなら高畑、西久保を入れた方が良い、相手にもよるが背後を突きたい場合は軽量SHを使い、高さや強度で勝負したいならSBタイプを置くというのが良い
相手WBとの対峙も考えるとSBタイプを置いて1対1で勝つというのもあるし、SHSBで2対1になるので3バックの脇が空きやすいから軽量SHタイプを置いてWBの背後をどんどん使うというのもあり、どちらを使うのかは相手の人選やフォーメーションと運用次第、分析担当が見てどちらの方が効果的かを分析してくれればどちらを置いても良い

一番良くないのは「上手くいってるからこの選手」というげん担ぎレベルの精神論重視

選手の調子が良いというならそれはあり、その上で相手に対して戦術的にささる選手を起用する、というのもあり、理に適った起用はアリだが、そうではない流れに任せるだけの起用はお粗末過ぎる、何も見ていない、何も感じていないのならそもそも誰がやっても同じ、監督としての資質が無さ過ぎるのでそれ以前

サッカーの監督はチェスプレイヤーと同じ、理詰めで駒を動かせないならやるべきじゃない

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