2024年3月21日木曜日

トライアングルよりダイヤモンド/ラムダ

サッカーでは最小の3人のトライアングルを作る動きを求められるが4人のダイヤモンドとトライアングルの中央に位置する3+1のラムダを作るとより攻守に動きやコースを作ることが出来る

ダイヤモンドから一人が中央に入ってラムダを作る、その時に一つ飛ばしのパスが出せる

フォーメーション的に中盤M字(3-2)、W字(2-3)に配置した中間にゲームメーカーを一人置くと、3つのトライアングルに対して横移動することで各トライアングルの中央に立って前1背後2、前2背後1の異なる組み合わせのトライアングルの中央でパスを分配できる

この考え方からすると、4-2-3-1のトップ下に平川を置くのは大問題になりかねない

まずスペースがない、周囲に味方はいるが自分が動くことでコースを作る、配球パターンの変化を選択するというのが非常に難しくなる

4-2-3-1のトップ下は周囲に5人が集まっているが囲まれてスペースがないので動けない、かつ相手の守備からするとWボランチに1対2でつかまりやすく中央にいて背後のWボランチしかコースがないのでボールの逃がし所が全て中央になってしまうので非常に囲まれやすい

熊本の3-3-3-1のフォーメーションのトップ下を見るとトップ下を抜いた時の中盤はM字(3-2)で作られる、M字の3-2の中間位置にトップ下が降りて横に移動すると、M字で作られる3つのトライアングルの中央でプレーできるようになる

すると、M字なのでサイドのトライアングルでは前1背後2のパスコースでサイド後方にパスを逃がしやすく、中央では前2背後1のハーフスペースへの拡散パスがしやすい

これをヒントにジュビロで応用すると、中盤を3-3にして、中央の縦の1-1にダブル司令塔を置くというやり方も出来なくはない

基本形(守備時など)

_SH___OH___SH_

_SB___CH___SB_

後方を広く取ってボールをキープしたい

__SH______SH__

___←←←OH→→→___

SB____CH____SB


前方サイドに散らして守備を突破したい

SH____OH____SH

___←←←CH→→→___

__SB______SB__


SBの代わりにDH2枚を置いても良い


考え方は硬直した陣形を作らないこと、前後左右に可変することでサイドの幅、縦の深さの両方を使いながら3方向のパスコースのトライアングルの中央でコントロールしつつ、相手守備ゾーンを抜ける

ここでは表記しないがFWが存在するのでW字(2-3)の時にCH位置はSHとOHとFWでダイヤモンドを作っている状態にもなるのでCHからの縦パスをFWに入れる、フリックしてOH/SHが飛び出すなどのバリエーションも作りやすい

ラムダはトライアングルの中央に入る動きなので相手の守備の位置と同じになり守備を引きつける役にもなる、囮役でもあるので相手が食いつくことで後方の味方にパスを戻し、一つ後ろから一つ飛ばしで縦パスが入りやすくなる、ラムダ=トライアングルの中央に入ることで楔のパスを受けて戻し、後方の出し手がラムダを飛ばしてさらに前方の2枚3枚に縦パスを入れて攻撃のスイッチを入れる

中盤のM字、W字の構成とその中間位置のラムダ役=配球役=司令塔によって散らしと縦パスが機能するはずなので密集硬直した4-2-3-1の中盤5枚より良い形を作れるはず


4-2-3-1でやろうとするなら、トップと両サイドの3枚とWボランチの2枚の中間にトップ下が入ってW字で配球するパターンになる、これだけだと後方がWボランチだけで戻した時に中央でプレスされるとリスクが高いのでSBが上がった形の4枚の後方に作り4-3の形を作りながら4-3のライン中央を横に移動しながらパスを繋ぐ役となるのが安全な形になると思う


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