ジュビロはボランチパサーを戦術的基軸にしている
ボランチから左右に展開、中央にスルーパスを入れて決定的シーンを作る
という感じ
ボランチ1人だと1対1、1対2で抑え込まれるので、Wボランチをパサー化することで
ターゲットを絞らせずにパス交換で切り抜けボール保持を継続する
ボランチパサーは戦術的にはポジショナルプレー的な立ち位置になる
AT=アタッカー
CT=コントローラー:ボランチ、パサー、パスの出し手
↑=パス
⁽↑⁾=スルー
⇧=ラン
____AT____
AT__↑___AT
___↖CT↗___
ポジショナルプレーでは同じレーンは1列飛ばしに並び、隣のレーンとは1列ずらしになるのでダイヤモンド形になる
リレーショナルプレーの場合、パス&ゴー、ワンツー、ダイアゴナルパス、パススクリーンを考慮するとサイド側にコントローラーがいて前後にアタッカーがいた方が良くなる
AT______AT
____AT⁽↗⁾_⇧
CT↗_⇧___AT
___↖AT____
もしくはボランチではなくトップ下、センターにコントローラーがいて両サイドが上がる
____AT____
AT__↑___AT
__⁽↖⁾CT↗__⇧
AT_____↖AT
CTがワンツーの壁、パススクリーンのスクリーンなどパスの出し手ではなく中継役=リンクマンをやるタイプ
後方のATはWB/SBの攻撃参加を想定してもよい
ジュビロの場合はポゼッションを意識しているのでボランチが下がって最終ラインからコントロールしようとするのでリンクマンではない
名波の場合は中盤のリンクマンだったが遠藤の場合は最後方のコントローラーをしがち
針谷は機動性があるので後方にいるより中盤のリンクマンの役の方が合っている気がする
ボランチで中央に居続けるのではなく中盤の中央のリンク+左右に移動して逆サイドへのダイアゴナルパス+パススクリーンによる決定的チャンスの演出ができる
中央に居続けるボランチは戦術的にそれ程機能しない
1.中央は守備が堅くスルーパスは防がれやすくカウンター起点になりやすい
2.フィジカルの弱いボランチが中央にいることで味方の守備が弱くなる
3.ビルドアップがメインにされフィニッシュより「いかに攻撃していたか」が注目される、結果より「内容は良かった」で終わる
4.中央が弱い為に周囲や後方のタスクが多くなりチーム全体が疲弊する
5.中央が動かないのでチーム全体が運動性より硬直した状態になり攻撃性が弱まる
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