2023年4月18日火曜日

ジュビロ4-2-3-1の非効率とアンバランス

ジュビロの攻守の軸は松原と雄斗だが4バックの両SBなので一度攻撃に出ると戻ってくるまでに長い距離を移動しなければならない+4バックなので実質2CBのみでカウンターに非常に弱いという弱点がある

熊本戦の失点はSBの雄斗が攻撃に出たタイミングでボールを奪われたので背後のスペースを守る体制が出来ておらずそのまま前進させてしまいシュートを打たれた

攻撃の軸になる選手をSBとして置いてしまうと攻撃に出た後帰陣するまでの被カウンター時の守備をどうするのかという整備がなされないと2CBが全てを抑えなければならずそれは無理なことになる

3バックにして松原、雄斗をWB/SBにしてWBとしてサイドレーンに置くか偽SBとしてハーフレーンに置くかというのが落としどころの様な気がする

3バック+1ボランチ+WB/SBの形で松原と雄斗の背後に3バックが控えていれば攻撃参加しても背後は守られるしボランチ+3バックの4枚がいるのでボランチが落ちることで4バック化してサイド対応もできる

1ボランチの両サイドに置くことで3ボランチ気味にしつつハーフレーンの守備と攻撃の両方に絡めば攻守の効率が良い

ハーフレーンに置くのはサイドレーンに軽量の針谷、古川、藤川、吉長など若手を置いてサイドをサポート役にしつつセンター・ハーフの中央3レーンに後藤/大津、金子、松原、雄斗を置いて中央の守備と攻撃を固める為

松原と雄斗がSBだと戦力がサイド後方に分断されてしまい攻守において非効率で疲労度ばかりが高くなる割に効果が薄くなってしまう

ハーフレーン3列目ならばそのまま前進してポケットまで侵入できれば得点チャンスに直接絡むことができる、サイドの軽量選手とワンツーなどで回避しながら前進できれば主戦力の松原、雄斗を効率良く中央3レーンで使える

今のSBに置いてしまうと攻撃には最後方から出なければならず、出て行けば2CBの脇を空けてしまい守備では大穴になる、という非常にバランスの悪い構成になっている

主力が主戦力として機能する為には効率の良さとサポートをどのように配置するかは重要な部分

4-2-3-1自体にも問題があるので今のままだと得点数も伸びずに失点数も減らないという場面が多くなり結果として勝ちきれない、勝ち点を落としがちという試合展開にならざるを得ない

J2の長丁場を考えると松原と雄斗の位置を効率的にしないと疲労度が溜まり過ぎることで故障の原因にもなるしそもそも勝てない、結果が出にくくなることで精神的にも良くない

フォーメーションの悪さもあるし配置の悪さもあるのでその辺りを変えた方が良いと思う

熊本戦は松原のPA内ファールでPKがもらえたわけだが、流れの中の得点ができなかったわけで0-1で負けていた可能性も高い

4-2-3-1で相手に先制され負け越した状態で攻める展開になると松原、雄斗の両方が攻撃参加しなければならず、結果2CBが後方を抑えきれない場面になりやすくなる

前回J2優勝時よりもっと攻撃的なフォーメーションになっているわけで、いくら得点が取れてもやはりやっていることは前回とほぼ変わらないという部分が一番の問題点

違いは若手起用を積極的にして世代交代できるように進めている部分

しかし前回より攻撃的布陣にして優勝できないという流れになったらこれはこれでよろしくない

ジュビロは得点出来ているのに守備を改善しないから問題が解決しないのを理解していない

失点してもそれ以上に取れば無問題とでも思ってそうだし、サポの中にはマジでそう発言してるのがいるのであながちそうでないとも言い切れないのがむしろ恐ろしい

穴の開いたバケツで水を汲み続けているのを理解しない限りジュビロのJ1復帰は遠い未来でしかない

攻撃に特化し過ぎて守備がおろそか過ぎる状態なわけでこれを改善しない限りジュビロが上位争いに加わることはない

攻撃の質を落とさずに守備の量と質を上げる方法を考えないと安定した試合運びは出来ない

それが出来たらJ1昇格と定着は間違いないわけだが首脳陣は未だにその辺りを理解してなさそうだから怖い

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