2022年12月26日月曜日

対WB2対1攻略

5トップ、5バックの5レーン制圧を3-4-2-1でやるとWBが攻守にサイドを移動しなければならない

サッカーは時間と空間のゼロサムゲームなので一人で同時に2つの場所に存在することはできない

サイドに2枚置いたフォーメーションに対してネガティブトランジッションが発生した時に弱点が現れる

WBを攻撃参加させると守備は3バック+2DHか4バック+1DHか4バックのSBを上げた2CB+3DHになり中央を守れるがサイドを守れない形が多い

フラットな4バック+1DHならサイドの対応がしやすいが後ろに遊兵が多くなってしまう欠点があるので偽SBでSBをDH化することで中盤の押し上げ、前からの守備として配置することが多い

4バックでも攻撃時にアンカーが降りてSBがあがる3+2に可変することもある

3バックの場合は広がった3バック+2DHで中央が1CB+2DHの逆三角形になりやすくサイドからの放り込みに対して1CBのみの対応になりやすくサイドから崩されやすい

5トップは中央CF+2シャドーのパターンが多くサイドにWGやWBがくる形になる、WBが上がっている間はサイドの守備がかなり緩くなるのでWBに対してSBとSHで2対1を作り前線に足止めさせつつ背後のスペースにSHが侵入して崩すことで5トップ5バックの5レーンを攻略する

SBとSHが離れすぎないようにしてWBを挟み撃ちにするのが早い、5レーン理論だと同一レーンは1ライン飛ばして並ぶ、隣のレーンとは1段ずらして並ぶなどの基礎知識があるが、それをやり過ぎると孤立した時に応援もなく個の打開を求められやすくなるのでチーム戦術としてルールを破るルールを押し付けることで有利に立てる

ポジショナルプレー的には量的優位を作ることになるが5レーン理論的には微妙になるのでどちらを優先するかはチームの原則に依存する

局面の優位を取るなら量的優位の取れるポジショナルプレーを選択、全体のバランスを取るなら5レーン理論ということになる

WG+SBの3トップ+フラット4バックでなければWBの5トップ化の背後を突いて攻略するのは定石になる


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