練習でどれだけ仕込めたのか…
鹿島は４４２ダイヤモンドで中盤の構成をワイドから中央多層化にシフトしてきている
ジュビロが３４２１のままでWBを深く押し込ませると背後を簡単に取られてCBがワイドに出てくると２トップに流し込まれて失点するパターンが容易に想像できてしまう
３３３１（３１５１）で中盤をダイヤモンドにして中盤中央を１対１にすることでWBの背後を取られにくくなる
中盤中央をボックス/スクエアからダイヤモンドにする考え方としては４人ラインでサイド２枚、Wボランチでサイド優位の形から中央を３CHで固めてサイドをSB１枚に減らすがダイヤモンドなので左右CHがサイド対応できるのでサイド１枚というわけではなくサイド1.5枚くらいの形で済む
前後にトップ下、アンカーがいるのでセカンドボールも中央2枚のWボランチ、２CHより拾いやすく、プレスをかける時に前後で挟めるというメリットがある
Wボランチだと中央2枚でサイドに出ることが難しいもしくはサイドに出るまで時間がかかる、中央2枚だけだとセカンドボールを拾いにくい
対４３３を考えた場合に4バック対3トップで前線を抑え中央4枚対3枚で中も抑えることができ、攻撃では2トップ対２CBで1対1を作ることができる
という感じで４４２ダイヤモンドを採用している可能性はある
ダイヤモンドの場合、左右のインサイドに初期位置を置けるのでハーフスペースの制圧に向いている
Wボランチだと中央レーンとハーフスペースの中間ポジションに配置されがちになりサイドに対して広めのスペースを空けてしまう
一方で３CHだと中央に1枚いるので左右CHがサイド方向に寄ることができハーフスペースに位置を取りやすい
この為にインサイドの攻守に効きやすい
ジュビロも中盤をダイヤモンドにした方がより良い守備と攻撃が構築できるはず
インサイドがワイドのカバーにいけるというのはかなり守備構築上重要な点で特に相手が2トップで３CBと対峙する場合３CBは3トップに張り付かなければならずサイドへのカバーに出ることはできない
これをすると釣り出されて1対1＋空いたスペースで受けからシュートに簡単に持っていかれてしまう
なのでWBが攻撃で高い位置に入ってる時のネガティブトランジッションに置いてはインサイドの斜め後ろのエリアカバーは非常に重要
アンカーがいる為に中央を捨ててサイド後方のエリアを守れることはかなり大事
３CB＋３CH（OHを含めるとダイヤモンド）の守りは中央もサイドも固く守備できる
３CBの左右がサイドに出る場合はアンカーがCBに降りてスペースを埋めることで対応する
この場合は左右CHが中に締めて中央に寄せる
Wボランチ＋4バックの6人態勢だとWボランチの脇が空くが３CB+３CHだとサイドの守備は前からもでき遅れた場合でもアンカーが降りて4枚を作ることで対応できる
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