2022年8月12日金曜日

ヤマハの子会社という弊害

ジュビロの社長がヤマハの系列の出向役職という立場が長期的=戦略的視点に欠ける大きな理由
GM、アドバイザーなど社長ではない戦略に長けた役職がコントロールしないとジュビロは常に短期目線でしか経営されず、黄金期以降下降線をたどってきた今までと全く変わらない状態を継続しなければならない

現在だと補強して赤字を出して強制降格になるか、黒字で降格するか、という2択状態

まず、今、赤字でも補強してJ1中位くらいの結果で終了して強制降格したとする、来年J2になったとしても、自動降格や入れ替え戦での降格ではないので、実力的にJ2チームには圧倒できる戦力を持った上で降格できるし、来年昇格する可能性が非常に高く、さらに残留も望める

これに対して黒字降格したとすると自動降格か入れ替え戦で負ける形で降格する、この場合は実力的にJ2でも厳しいので来年昇格は無理、準優勝か入れ替え戦で勝ったとしても残留が厳しい今年のようになりかねない

このように短期目線と長期目線で全く異なる未来になる
だからこそチーム全体をマネージメントする人物は非常に重要になる
ヤマハから天下ってくる社長はサッカーを理解していないので基本的に金銭面でのマネージメントがメインにならざるを得ない
結果、社長職はジュビロというチームの戦略の一つである資金面では重要な立場だが、チームをトータルとしてマネージメントできる人物ではない

チームの監督選びも重要、チームがレギュレーションを理解しないとフベロのようになる
ポゼッションで相手に守備を強制させて体力を奪う戦略的な戦いを望んだが、5人交代制のレギュレーションでは全く通用しない
まずレギュレーションを理解し、それを最大限に利用する戦術を組まなければならない
現在J1の多くのチームはプレス守備戦術を取り入れているが、5人交代制を最大限に生かせる守備戦術と言える

チームの中に戦略面からものを見る人物が全くいない、結果、目の前の状態からしか判断できず、中長期的視点では戦力不足になるようなことばかり続けている

鹿島が強いのは戦略が徹底されているから

この違いがJ1に居続けるチームと短時間にJ2に何度も落ちるチームとの違い

2017年、名波がリーグ最少失点で6位と上位陣に食らいついた
何故、この結果を踏まえた上で継続できなかったのか
それができないチームというのが最大の問題点だ
結果にコミットできない
名波が出した最大の結果が6位というポジション
チームはこの最大の結果をベースにするべきだった
それを崩してまた一からスタートしたのだからJ2に落ち続けるのは当たり前
それがチーム最大の弱点
結果を出したのだからその結果に従え
勝者であることの重要さを全く理解していない

まずそれを理解できなければチームは存続できないだろう

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