2022年8月1日月曜日

バックパスは悪か

バックパスは悪か


答えは

「戦術、状況による」


まずバックパスはなぜ必要なのか、バックパスが必要とされる状況とは何か

バックパスが必要なのは前に選択肢がない状態、状況なので相手の守備による状況なのか、味方の動きによる状況なのかで分かれる

相手の守備による状況であれば攻めている状況だが相手の守備が固まっている状態なので選択肢がない

味方の動きによる状況なら裏への動き出しがない、守備を崩す囮のスプリントがない


悪いバックパスは何か

悪いバックパスは選択肢がある、作ることのできる状況でもチームとして、個人としてそれを選択しない状況で起こる、オーガナイズされていないのでチーム全体の意思統一がされていない

さらに悪いバックパスは失点を誘発するバックパス

これは相手がわざとボールを持たせながら守備ブロックの作り方と誘導の仕方でポゼッションしているチームを嵌める方法

SBに持たせつつボランチにはマークをしっかりつけ、後方はブロックで守る、SBがCBに戻すボールにプレスをかけてCBとGKを狙って一気に奪いに行く

奪いどころは中央、これはサイドだとサイドアウトに逃れられるから

サイドチェンジしたいと思わせてCBやGKに戻すボールに一気に詰めることでCBやGKのミスを狙う

下手なバックパスはゴールに向かったボールを蹴るので一人のミスでオウンゴールが生まれる

バックパスする時はゴールに向かわない、最低限ゴールマウスは避けたコースで出さなければならない

SBとCBの距離が遠い場合はインターセプトされる可能性が非常に高いのでこれもカウンターでよく狙われる

良いバックパスは相手を引きつけておいてから出すボール

悪いバックパスは選択肢がない状態で起こるが、良いバックパスは選択肢を作るために起こす

湘南戦で言えば、湘南の守備を中盤に引きつけておいて裏も狙うという動き、この動きで中盤ラインは中盤に維持されるが守備ラインは下がらざるを得ない、この状態になればバイタルが空くのでバイタルを攻めるという選択肢が生まれる

CBが直接裏、裏と狙うと守備ラインだけでなく全体をリトリートしてゴール前に守備ブロックを構築してしまい攻め手に欠けるので、一旦中盤に楔パスを出しておいて相手の中盤を引きつける、中盤のプレスが来たところでCBにバックパスしてCBが一気に裏へのロングボールを出す、このワンツーの連携で中盤と守備ラインを分断しバイタルを空けさせる

バイタルが空くことで2列目がボール回収を楽に行えるので次の攻撃につながる


押し込み過ぎた状態だと守備ブロックが固いのでどうしても悪いバックパスが多くなる

そこはサイドチェンジして幅を使って攻めることでハーフスペースが空きがちになるのでそこを攻める

カウンターの起点になる悪いバックパスではなく、あくまで攻めの選択肢を作るバックパスを多用したい


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