2021年2月5日金曜日

CHとWBのトライアングル

 ______FW______

__WG___(1)__WG__

__(2)_CH___CH__(2)_

__WB___(3)__WB__

_(3)_CB__CB__CB_(3)_


トレーニングマッチではFW、WGが上がった時に出来る(1)の縦のギャップにボランチが入ってワンタッチで(2)のSHへと受け渡す。そこから(3)を狙う。

CBの前のバイタルはCBが素早く上がってチェックすることでケアする。CBのサイドのスペースはCBの横スライドでケアしている。

フォーメーションは縦横にパスが通りにくい形なので斜めのパスになる。斜めのパスは縦横に比べて長くなるのでタイミングを合わせることが出来ればインターセプトしてカウンターに繋げられる。

問題点はWBが(2)をケアするタイミング。(1)にボールが入ったタイミングでCHの一人がチェックに行くが、同時にWBが(2)に上がる。(1)のボランチからワンタッチで(2)に受け渡されることを想定してWBがCHの脇、相手SHに対して同時にチェックにいく。

これは(1)に対して2CHが縦パスを防ぐポジショニングと素早いチェックに行くことでトラップやロングボールを蹴る余裕を与えない。

すると(1)にいるボランチの選択肢はCHをかわしてスペースへドリブルするかフリック、ダイレクトパスで(2)に渡すかバックパスすることになる。

CHが相手ボランチにチェックに行くタイミングでWBがSHに詰めればインターセプトできる確率は大きく上がる。

WBの難しい部分は(2)と(3)のどちらを優先して考えるかという部分。

攻撃的に考えるならCHのチェックと同じタイミングで上がってインターセプトからカウンターを狙う。

守備的に考えるとWBは動かずに相手に対応することを考える。すると後手を取ることになってSHとFW、SBとSHの前後関係で1対2を強要されてしまう。サイドCBのカバーが必要になる。

CHがチェックに行ったCHのスペースを突かれることも想定してCBが同時に上がることも考える。この場合はCH、WB、CBのダイヤモンドが前に出ると考える。

一カ所だけその都度守備を構えるのではなく、最初のフォーメーションでパスコースを厳しく限定しておき、出されるタイミングで既にインターセプト位置に構えておく、という相手を嵌める攻撃的な守備を作る事。

これが出来れば相手は中盤を飛ばすロングボールで対抗するしかなくなる。もしくはDFラインを深くまで下げて左右に広げてFWWGを誘い出してCHWBの前の広いスペースにボランチSBを置いてそこから一本で前線に飛ばすようなスタイル。

どちらもCHWBを飛ばすことでボールロストを防ぐような攻めしかとれなくなる。

ロングボールは3バックがオフサイドトラップを仕掛けても良いし、十分対応できるはずだ。

相手のサイド、SHにボールが入った時にWBがチェックに行くのではなく、その一つ前、ボランチにボールが入った時にWBがSHにチェックに行くことでダイレクトパスに間に合う。

よってインターセプトからカウンターが成立する。

重要なのは初期フォーメーションで相手の位置、パスコースやパスのスタイルを限定しておくこと、プラスその限定されたパスを効果的に奪い切る事。

相手の判断やプレーが遅ければWG、CH、WBの3人で囲んで奪うことも可能だ。相手の判断やプレーが速い場合はフリック、ダイレクトパスでサイドに流して来るので予測して飛び出すことで対抗できる。


守備の基本は正面、縦パスを切ることと、その両サイド後方に位置して斜めのパスを潰す事。これはFWとWG、CHとWBと同じ関係性。まずは正面を切る。そしてその左右後方にあるパスコースに対して素早いチェックに行くこと。

正面からチェックに行って抜かれた時はその背後のスペースを自由に使われてしまうので一つ後ろの選手が前に出てカバーに行くこと。

安易にリトリートすると相手の攻撃は止まらず継続されてしまう。まずは一瞬でも遅らせる事。相手のボールホルダーを中央からサイドに寄せるように中央を切る事。詰められない時は壁になりながら中央へのコースは切る事。

サイドへ押し付けることはゴールからより遠い場所でローリスクで奪いに行けるということ。真正面はハイリスク。なのでWGやWBは中央を切ることを最優先にしながらサイドに誘導して中盤全体でサイドに寄せてスペースを狭めて奪いにいく必要がある。



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