2020年11月7日土曜日

守備整備されていない攻撃サッカー

 ジュビロの攻撃サッカーはネガティブトランジションを意識しない。

守備整備されていないので守備に弱い攻撃サッカー。


両サイドを押し上げる為に中央を下げる。

さらにCBを広げてしまうので中央がどんどん弱くなる。

1CB+ボランチの2CBで攻撃とか。

これがカウンターする側からすると非常においしい。


ジュビロの3バックは守備時5バック、攻撃時3バック、ということではなく、

守備時3バック、攻撃時1バック、という超攻撃的なスタイルが基本。

ということで、サイドCBがサイドに開いて中央のCBが一人でゴール前にいるだけになる。

サイドCBと中央CBの中間スペースが攻撃対象にされる。

このスペースをネガティブトランジション時はボランチが下がって埋める形になりやすい。

このスペースにロングボール、サイドからのアーリークロスを入れられると簡単に押し込まれる。

そしてボランチが下がって来るので、一度押し込まれると押し上げるのが非常に難しくなる。

何故なら攻撃時にサイドに人が散ってしまうので中央に人がいない為にそれを維持していたボランチすら下がって中央に人がいなくなるため。


強いチームは中央を空けない。

しっかりと中央を維持して攻守にコントロールする。

ジュビロはサイド攻撃を中心にし過ぎて全てがそれに引っ張られてしまう。

だから中央を軽視する。

結果チームは弱くなる。


しかも中央にパサーのコントローラーを置くので守備強度が低くなる。

徳島戦で遠藤は中央で4人に囲まれて奪われていた。

徳島が442をフラットとボックスの両方を上手く使い分けていた。


遠藤はボールの逃がし所にならない。

何故なら中央にいるから。

サイドCBに逃がさないといけない。

結局はサイドCBから縦かサイドチェンジでボールを大きく動かさないとならない。

中央は制圧されているわけだから。


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