2020年9月2日水曜日

352 NBOX 361ワイドボックス ポジションとタスク

 352(基準)

____FW__FW____

WB____OH____WB

____DH__DH____

__CB__CB__CB__


NBOX

____FW__FW____

__WB______WB__

______OH______

___DH____DH___

__CB__CB__CB__


361ワイドボックス

_______FW______

WB__________WB

___OH____OH___

__DH______DH__

__CB__CB__CB__


352を基準としてNBOXと361ワイドボックスを当てはめて比べてみる。

それぞれのポジションのタスク

CB:中央守備

DH:中央守備+サイド守備

OH:中央攻撃+中央守備

WB:サイド攻撃

FW:中央攻撃


352のトップ下、OHが下がることでWBが内側に入り中央でボックスを作るのがNBOX。

さらに2トップから1枚を中央に下ろしたのが361ワイドボックス。


問題点はOHとDHの役割と期待される選手の能力。

NBOXのOHは守備、カバーができてカウンターの起点となるパスが出せる。

DHは高い守備力で攻撃の芽を摘む。

ここで重要なのがDHはSBではないということ。

SBのタスクはサイド攻撃+サイド守備。


ジュビロは442でSHとSBを使っている+通常の361のWBのタスクがSBと同じなので361ワイドボックスのDHにSBタイプを置いている。


NBOXのOHとDHで分かる通り、

OHは「攻撃型ボランチ」

DH「守備型ボランチ」


つまりNBOXは「3ボランチ」、361ワイドボックスは「4ボランチ」ということ。


361ワイドボックスで求められるOHは「ドリブル、ミドルシュート」で中央攻撃が出来る選手。

DHは「広い範囲をカバーできる」選手。


2OHはダブルボランチではない。

むしろ通常のダブルボランチに相当するのは2DHかOH+DHの組み合わせの方。


DHにいる選手はSBのようなサイド攻撃型の選手ではなく、守備特化型の選手が好ましい。

サイド攻撃のタスクはその前のWBに割り振られている。

ジュビロではSBタイプがDHとして入っているのでWBとSBがサイド攻撃に加わり、結果3CBの脇を突かれる失態を犯しやすい。

そもそも3CBは5バックの攻撃形態なので4バックで言えば2CB状態のことを指す。

ジュビロの3バックは守備時3CB、攻撃時に1CBとなるような非常にもろい守備形態。

これを改良する為の361ワイドボックスなのだが、運用の方法論が違っている。



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