2018年4月8日日曜日

清水戦 2018

スコアレスドロー

フォーメーションは3421対442

磐田は442の清水に対してサイドの人数差を作らないように5バックの541で守備を固める。
清水は守備時は442だが攻撃時は両サイドが自由に動いて442ボックス、424、433のようにFWの二人の左右と後方のスペースを自由に使っていた。

磐田は前半清水の左SBの松原からのパスがバイタルに入って、そこからFWに縦に繋がれることが何回もあった。

磐田が3421で失点するパターンはやはりSB起点だが、SBへのチェックがなくクロスが裏に入ることで失点していた。それを修正する為に中央ボックスを解いてサイド守備に2列目を開かせているが、541の4人の中間のスペースを使われて中央ボランチ脇を使われるという形になってしまった。
松原がサイドいっぱいに張ることで中村をサイドに引き出し、上原田口との距離を開けさせる。松原が中村と上原田口の空いたスペースを使って上原田口の後方にいるFW、MFへとパスを入れていた。これがワンタッチでFWに繋がりゴール前の危険なプレーになっていた。

5バックの541で川又を孤立させていても孤立して守備として機能するのか。
守備時に3430の0トップにして前線でもラインを作って相手SBとの距離を空けない、味方との距離を空けないようにしたらどうか。

541はコンパクトな2列守備で1ライン当たりの人数が多いので距離も近くお互いのフォロー、カバーがしやすいが、縦の距離がなさ過ぎて前からのチェックが効かない。

2トップ案があるのはこのSB対策でもある。現在の1トップでは守備時に川又が中央で孤立して機能していない。2とっぷにすることで中央も強力になるのと、幅が出来るのでSBへの対応が早くなる。まず攻撃の起点となるSBへのチェックに行くことが重要。サイドの選手はSBが縦に行かないように縦のコースを切ることと、縦に突破させないこと。それ以上に中をカットする必要がある。

危険度では常に中のコースを切ることが前提で、縦への突破はその次だ。SBからDHの裏に入られてそこからFWに繋がれているのでこれはさせない方が良い。

541での守備は穴が少なくて守備しやすいが2列守備はコンパクト過ぎて後方にプレスやチェックが行かないのでロングボールが出されやすくなって裏を狙われやすくなる。前がかりになり過ぎない程度に前線からのチェックは必要。特に起点になる場所やポジションの選手をマークして機能させなくする必要がある。

清水の攻撃の軸は左SBの松原なので、ここのマッチアップをもっとしっかりやるべきだった。松原に持たせるなら、パスコースのカットや受け手へのチェックがもっと必要だった。

541でラインは作っているが、ライン間へのプレスバックが出来ずにトライアングルの中で奪う動きが出来ていなかった。DHが後ろのスペースへパスを出されているのだから、DHは素早くそこへのチェックをして反応するべき。

パスの出し手へのチェックが少ないので、コースと受け手に行かざるを得なくなり、それが守備を後手にしたと考えられる。やはり攻撃の起点のSBへの対応をどのようにするか。ここをもう少し考えて対策しないと今後もSB起点のチャンスメークを潰せずにバイタルを突かれたり危険なシーンを作ってしまうことになる。

今後もこの対SB守備は課題として残るだろう。

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