2016年5月18日水曜日

磐田 x 大宮 (0-1)

相変わらずサイドにこだわり過ぎ
WBが前に出過ぎて裏を狙われる

せっかくシャドーとボランチで中央にボックスを作っているのに
サイドに寄り過ぎて中央の制圧力が低い
中盤の人数は6対4、しかも中央は4対2だ
本来なら中央の制圧力は磐田が上
それによる中央制圧と攻撃が効くはずなのだが
せっかくの3-6-1をサイド攻撃重視にしたために
その良さが生きていない

3バックに中央ボックスで中央で勝負する限りは負けない
中央の縦のワンツー、横のワンツーでつなげるべき
サイドはアクセント
ワイドに開くより、いかに縦のスルーパスを入れるか

大宮は4-4-2だが、ワイドに開き過ぎずに
中央に4人が集まる形で守備するので中央も堅い
これを散らす為にサイドをワイドに使う必要はあったが
広がった後に縦に入れるタイミングが悪い
トロトロして入れるタイミングを逸している

サイドの構築に人数がかかり過ぎていつも中央に人がいない
サイドより中央の方が何倍も大事
点の取れない理由はサイドに人が集まり過ぎているから
WB一人にしたのに結局ボックス全体がボールサイドに寄り過ぎる
その為に中央が薄くなり得点に繋がらない

守備は5-2-3の形にする感じが増えている
サイドのスペースで空けて、そこに罠をかける形が多い
2-3の5人で中央に拠点を作り制圧
5人ラインで守備
ボールは必然的にサイドによる
WBの守備力がかなり重要になる
これにボランチとシャドーも加わってサイドで優勢を作る形
しかし、ここで優勢を作っても2次攻撃、3次攻撃に人が足りずに
単発のみで終わってしまう
また、WBが下がり気味を維持せずに前のめりになる為に
薄いサイドの守備の裏を抜かれ、CBやボランチがサイドに釣り出される

いつまでたっても中央重視できずにサイド重視にこだわり負ける
この悪癖をさっさと払拭しろ
サイドの重要度は中央の重要度より低い
問題は使うタイミングだ
中央を制圧出来ているならそれを優先的に使うべき

大宮は4-4-2で攻撃時に最終ラインは2バックなのだから
上がったSBに対してシャドーがプレス
CBに対してはトップともうひとりのシャドーが1対1でつく
ボランチは相手ボランチにつく
これだけで相手はバックパスしてボールはこぼれる
足の速いトップとシャドーがプレスしてこぼしたボールをシュート、ゴール
この形ができやすい
そういう場面も少しあったが残念ながらゴール出来なかった

名波の戦術眼の無さは酷過ぎる
そもそもフォーメーションを戦略的に使用できていない
自分のこだわりを先に反映させているだけ
そして失敗を修正してどうにか凌いでいる
サイドにいくらこだわっても意味はない
重要度は中央なのだから
フォーメーションと戦術をマッチできないのは監督としてどうなんだ

大宮は4-4-2だが、サイドに張り過ぎずに中央によって守備も出来ている
どんなフォーメーションでもその使い方が適切なら勝てる
強いフォーメーションというものはない
対戦相手のフォーメーションとの相性と
攻撃、守備の戦術とのマッチング
選手とポジションのマッチング
これらが適正であるかどうか
それが強さになる

相手のストロングポイントを消し、
相手のウィークポイントを突く
これが基本だ

4-4-2の大宮に対して3-6-1の磐田
中盤中央の人数差で勝てている
相手のストロングポイントはサイド
サイドと中央とを切り、サイドを孤立するようにする
相手のボランチに対してシャドーとボランチで潰す
これで中央は制圧でき、サイドは孤立する
縦に侵入されても最終ラインはゆっくり下がればよい
ゴール前が堅くなるだけだから
逆にサイドに中央から守備が寄り過ぎると
はがされてゴール前が薄くなる
だからサイドのボールは持たせておけばよい
入って来たボールを跳ね返すことの方が重要だ
中央に起点を作られないように徹底的に潰す事

結局サイドの優位性を取らされる代わりに中央を明け渡しただけ
いつもこれ
名波がサイド重視を捨てない限り同じことがずっと繰り返される
せっかくフォーメーションを変えたのに活きないのは
運用が間違っているから
サイドは基本は守備で中央で攻撃する
サイドはカットインして中央を押し上げる
WBがボランチとシャドーの間に入ることで
シャドーがより高い位置にいく
WBも前に進み過ぎずに守備に戻りやすい
立て直しはもう一度サイドに開いてボールを逃がす
しかし中央が基本
中央のシャドーとボランチのボックスが基本となる
この制圧力を生かすことが3-6-1の強みだ

シャドーがワイドに開いてWBからボールをもらう
相手ボランチがサイドに引き出される
ここにWBが入ってそのスペースを使う
もしくはボランチが上がって使う
シャドーからフリーになった中央の押し上げに戻して
さらにトップへと縦に入れる
シャドーとWBの入れ替えで相手の守備が釣れたら
得点につながるチャンスは広がる
一番重要なのは中央の守備を薄くすること
そして中央の攻撃人数を増やす事
磐田はその逆をやっている
自らサイドに開いて中央を薄くしてしまっている
そのせいで得点され、得点できない
これは監督の方針が間違っているから
サイドの起点は相手の中央の守備が堅いからやること
中央の人数で勝っているなら、わざわざサイドに散らす必要はない
縦に速く動くこと
それによって相手のサイドが中央に寄り過ぎるなら
その時にサイドが活きてくる
基本は速攻の中央攻撃
これに対応してきたら、サイドを使ったワイド攻撃
この入れ替えが攻撃のセンスだ
相手の守備を見てこれを切り替えて攻撃できること

守備はWB+ボランチの4人ラインが軸
それにシャドーのプレスバック
ボールサイドにシャドーがずれてプレスバックする
ボールサイドにWBとシャドーの2人
中央にボランチとシャドーの3人
逆サイドにWB
この形でラインを維持しつつ、常にサイドのボールに2人がいく
中央ならシャドーとボランチの4人ボックスで囲む

5-2-3だとサイドのスペースが空き過ぎる
それなら5-4-1の方が良い
前に人を並べて防ぐ形は悪くはないが
サイドでは囲みきれない形になるので微妙
どうしても押し上げて得点したいという気持ちが5-2-3にさせるのだろう
しかしWBとシャドーの距離が3列目-1列目と離れる為に
フォローが遅くなる
またボランチの横のスペースが空き過ぎる
3ボランチならまだしも2ボランチなのでかなり広い
WBの負担が増える
さらにCBがWBのフォローに入らざるを得なくなるので
中央がより薄くなりやすい
ボランチがワイドに行くと中央スペースが広く空いてしまう
結局サイドに釣り出されて中を突かれるパターンになる
それなら5-4-1でサイドにスペースを置かずに埋める方がまだよい
サイドにスペースを空ける場合、絶対にそのスペースを囲んで潰す
という守備戦術をしなければならない
それが出来ない場合はかなり厳しくなる
5-2-3だと距離感が中途半端でフォローしづらい
結局、サイドに4~5人集まって中央がかなり薄くなる
守備できず、得点もできない
というパターンに陥る
サイドを捨てても中央は守る
これくらいやってくれ

0 件のコメント:

コメントを投稿