2016年4月19日火曜日

攻撃の為のカウンター、守備の為のポゼッション

攻撃の為のカウンター、守備の為のポゼッション


攻撃は何のためにするのか?
得点の為。

では、一番得点につながる方法は?
ゴール前の守備を薄くすること。

ではゴール前に守備がいなくなる為には?
相手が攻めればよい。

つまり、カウンターこそが得点につながる最短。
重要なのはボールが敵陣に入ることではなく、ゴールに入ること。
敵の守備がゴール前にいない状態になるためには、
ボールはミドルサード、ディフェンディングサードにある方が良い。
堅い守備からボールを奪い、速攻する。
相手の守備がアタッキングサードに少ない状態で、
ボールをアタッキングサードに入れる事。
ロングシュート、ミドルシュートを撃つことが非常に重要になる。
中盤からの長いシュートはFWがマークされていても問題なく、
キーパーが防いだ場合にFWが押し込むことができる。




サッカーのルールと戦略
サッカーのオフサイドは別の球技のオフサイドよりボールが前に進みやすい。
オフサイドのないバスケットボール並みにボールの動きが激しい。
つまりボールを前線に動かすことは非常に簡単であるということ。
このルールの性質を最大限に生かすことが得点するために重要になる。
また、逆に言えば失点を防ぐ為にも必要になる。
ボールが簡単に前線に動かすことが可能。
この性質はカウンターと相性が良い。
中央から自陣にボールを引くことで相手の守備を「前に引き出す」ことが重要。
守備が前に傾けば、裏が取りやすくなる。


ポゼッションは攻撃的か
ポゼッションは自軍ボールとすることで相手の攻撃時間を無くす「守備戦術」
ボールを持ったままアタッキングサードに入る=ゴール前の守備は厚くなる。
結果として得点しにくくなる。
他の球技ではボールを前に進めることが難しい。
よって敵陣にボールを運ぶことが重要になる。
しかしサッカーは全く異なる。
ポゼッションによる攻撃的サッカーとはミドルサードやディフェンディングサードにあること。
ボールを中盤や自陣で回すことで敵陣の守備を前に引き出す。
薄くなった裏や中央への縦へのパスが攻撃のスイッチになる。
攻撃サッカーに必要なのは横に広いDFラインと中央裏へ出る縦の動き。
SBが縦に深く攻撃してしまうと、DFラインでの横幅を使った散らしが出来ない。
DFラインでの横パスは相手の守備をアウトサイドに散らし、中央を薄くするために重要になる。
DFラインを高くし過ぎることは自軍のゴール前の守備を薄くしてしまうので悪手だ。
しかも前からの守備によってさらに前がかりになる。
敵陣に深く入るほど不利になる。
ゴール前は堅くなって得点しづらくなるからだ。
堅いゴール前をこじ開けるには時間と体力を無駄に消費することになる。
ボールを広く動かして守備を薄くすることが重要だ。
ポゼッションで前に進めようとするのは守備を堅くしてしまうだけだ。
ポゼッションは自軍に引くことで敵陣の守備を薄くする。
ミドルサードからディフェンディングサードで広く深く回して相手を引き出す。


DFラインの高さはCBとキーパーがカバーできる範囲まで。
それ以上高くすると裏に出されたら間に合わない。
ラインは裏のスペースをカバーできる範囲まで。
それ以上は高くしない。
またSBをアウトサイドで縦に使うのは悪手。
最終ラインの人数が足りなくなる。
アウトサイドに人数をかけるより、中央を制圧する方が良い。
自軍の深さと広さを使う為にSBは下がっていた方が良い。
相手を引き出す為にSBを使うべきで、相手の守備を堅くするために使うべきでない。
SBがアウトサイドを深く攻める為には、まず中央制圧が必要。
自軍が中央を制圧出来ていれば、相手は中央を制圧しかえす為に人数を中央に集める。
その為にアウトサイドが空きやすくなる。
そこでSBが縦に進めるようになる。
SBが攻撃的になるには、既に中央を制圧している方が良い。
SBが上がる為にはSHが中央に寄った方がよりよい。
SHがアウトサイドに張り付き過ぎると中央は薄くなり制圧できない。
SB、SHとアウトサイドに2人置いても縦関係では距離がある。
パスでボールを大きく動かす為には良いが、
縦関係をドリブルで使うのは意味がない。
敵が中央を支配している場合、その守備をアウトサイドに引き出す為なら良い。
しかし、アウトサイドは基本的に死んでいる場所である。
中央の守備を薄くするための陽動として使うことが前提。
中央を制圧出来れいればわざわざアウトサイドを使うことはない。
まずは中央。中央で負けていればアウトサイドへ陽動する。
最初からアウトサイドを使う方法論は間違い。
アウトサイドに人数をかけるということは、肝心のゴール前中央の守備が薄くなるという事。
この守備の前提を崩してアウトサイドに2人置くのは悪手。


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